「市場調査は自分一人で出来るのか?」という問いに対して、
- できるところもあれば
- できないところもある
というのが答えではないでしょうか。
できるところとはどこ、できないところはどこか、についてまとめていきたいと思います。
出来るとこもある
市場調査(マーケティングリサーチ)に大きく2つあります。
- 一つ目は「既存データを自分で集める」
- 二つ目は「世の中にないデータを自分で取材・集計してデータを作成する」
です。
一つ目の「既存データを自分で集める」という意味では、市場調査が可能かどうかは既存のデータがあるかどうかによります。つまり、インターネットや統計などデータベースを検索してヒットすれば、可能という意味です。具体的な例で言えば人口の推移や主な商品の販売動向や生産動向などです。
そして、二つ目は、自分で取材して集め、集計してデータを作成するという意味では、データが取れれば市場調査が可能という形になります 。 つまりデータの内容や自分の能力的に可能かどうかという意味です。 具体的な例で言えば、国道の交通量を調査するのに、「一つの国道を5分だけ通った車の数を数える」なら一人で出来ますが「全国の国道の年間の通行台数を調べる」のは一人では無理でしょう。
ただ、少なくとも、市場調査を行う上でとても大切な仮説を立てる(プレーリサーチ、デスクサーチ)の部分については一人で出来ると思います。
出来ないとこもある
逆にできないことは、
- 規模が大きすぎたり、小さすぎる市場
- カテゴリーの分け方が曖昧なもの
などは難しいと思います。 具体的に言えば、「生えている木の本数」や「かわいい木の数」などです。
また、一般的にトップシークレットと言われている「秘密の度合いが高いもの」もできないと言うか難しいですね。商品開発中のものであったり、製造工程の秘密などです。
何をゴールとするか次第で可否が決まる
実際のところ市場調査には、必ず調査目的があって、これを調べたいという目的で動いていると思います。
「少なくともこれを知りたい」「絶対これ押さえておきたい」というポイントがあるはずです。
そのポイントをどれだけ絞りこむか、または、どれだけ許容できるかによってゴールの設定の仕方も変わると思います。
そのあたりを調整することによって全く不可能という感じではなくなってくると思います。