「○○調査会社調べ」が信用できない理由と調査会社の嘘を見破る方法

市場調査・マーケティングリサーチ業界に昔からある「○○調査会社調べ」について、調査員の主観で語ります。

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企業調査・戦略調査の「調査会社調べ」だけで信用する人なんていない

調査会社の先輩や上司から教えられ、ずっとやってましたが、「○○調査会社調べ」という文面で済ませるのはどうかと思っていました。

交通量調査などの定量調査の多くが調査手法や統計方法について触れているのに対して、企業調査・戦略調査の調査会社のレポートの多くは、「調査対象に対してのヒアリング」などで済ませることが多いです。「どの会社」の「誰」にヒアリングか、誰がしゃべったかという点については一切明記されていません。

新聞社のように情報源を保護するという意味で守っているのならわかるのですが、そういう情報源の保護という観点がある人は少ないように感じます。

私が以前いた調査会社では、「ここの人に聞きました」ということで、名刺交換をした相手の名刺をお客さんにコピーして渡していたりしている人もいました。

個人的にはそういう問題ではなく、全てのデータを1社の調査会社だけで集めるのは無理があるから、レポート内の各データに出所を記載すべきだ、と思っています。

そうやっている調査会社もありますが、業界慣習としてなんでも「○○調査会社調べ」で済まして手を抜いているように見ますね。

結構、取材してなかったり、出来てない・・嘘が多い

取材してないのに「守秘義務がありますし、」「今後も取材しないといけないので情報交換のため情報入手先は言えません」、とごまかしている人も多かったです。

市場調査を買う客からしても、自社でなく第三者がまとめているレポートが必要な際もあり、内容が全くのデタラメでも必要な時があり、持ちつ持たれつの面もあります。

ただ、そうでなくて本当に事業を推進するために間違いのないデータが欲しい場合、情報の裏付けのきっちりあるデータを集めた方がいいです。

どうやったら信頼のできる情報を集めることができるか

どうやったら信頼のできる情報を集めることができるか、クライアントにとって大事な問題です。

複数の調査会社に発注する

一つの方法は複数の調査会社に同じテーマで調査を発注する方法です。

金額が高額になるというのであれば、ステップ1という形で調査の一部分だけ、複数の会社に発注して精度の高い所に残りの調査を発注することをお勧めします。

大切なのは大手の調査会社だからデータが正しい訳ではない、ということです。

調査会社の調査能力を調べるには

過去の市場予測のプレスリリースなど見る

市場予測調査はホームページや新聞などで調査結果を発表してるので過去の発表から現在までの予測があたっているかで判断すればいいと思います。

自社を調べさせる

「自分の会社を調べさせてみる」という方法です。自分の会社の売上の数字の詳細を調べさせてみる、組織体制など自社を調べてみるのもいいかもしれません。そうすれば、調査会社の調査能力が図れます。

自社内の説得では、「情報漏洩対策としてどこが問題か」という自社の問題点も明らかにするためでもいいですし、ある自社が展開している商品の市場全体とマーケットシェアを調べさせる市場調査のスタイルでもいい思います。(公表していない市場(例えば、業務用の販売ルート別シェアなど)がわかりやすいですね)

このあたり、詳細は「調査会社/リサーチ会社を使う時の注意点、選び方について」も御覧ください。

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