コスト調査について~製造原価調査と事業コスト調査~

コスト調査には大きく2タイプあります。それは製造原価を調べるタイプの調査と事業コストを調べる調査です。

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製造原価調査


製造原価を調べる調査は、製造工程などをそもそも調べる必要がありとても難易度が高いです。

具体的に言うと製造工程を分解して各工程ごとに使われる機材や商品・材料、そして作業人数などを把握する必要があります。

機材や材料などについては仕入れ先などによっても仕入れ価格が大きく異なるため、どこから仕入れているかなどの仕入れ先の調査も必要となってきます。

事業コスト調査

特定企業の調査

対象事業の初期投資とランニングコスト調べるタイプの調査が多いです

特定企業の特定事業を調べることもあれば、その事業の平均的なコストを調べることもあります。

その対象会社が上場してるのであれば有価証券報告書などを基本的な資料となります。

(有価証券報告書はこちらのEDINETで見れます)

特に製造原価明細書などです。

edinetより抜粋、資生堂の例

一般的なパターンの調査

一般的なコストを調べる場合よくあるのが、「新事業を始めたいからどれくらいかかるか知りたい」というような場合です。

「業種別貸出審査辞典」のような一般的な書籍も参考にしながら、FC加盟店募集のモデルコストをみたり、様々な側面からコストに関する情報を集めます。

このようなスタートアップのコスト調査で注意したいのが対象となる事業の規模が同じかどうかです。

ラーメン屋やパン屋さんなど事業の中身が同じかどうかはもちろん、どれぐらいのお店が大きさであったり従業員を雇うかなどによってもコストは大きく異なります。

同じ規模で調査が難しければ、人数や面積などで按分する方法が一般的です。

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